四国逆打ち遍路&尺八 香川編② 土井通有
第3日 2024年3月15日(金)晴れ
志度の「たいや旅館」を6:20に出発。近くには平賀源内の旧跡があります。ここには旧住居と銅像があります。
江戸時代にエレキテルの研究で有名になりました。また土用の鰻の習慣を発案したのも彼です。
(写真① 平賀源内の像)
遍路道の旧街道を海岸に沿って西に向かいます。五剣山にある85番八栗寺に向かい長い坂道を登って行きます。
約1時間半で到着。今日最初の札所なので納経して、尺八を吹奏して奉納しました。
(写真② 八栗寺本堂前で尺八吹奏)
◆ (尺八音源:八栗寺にて「三谷」)
山門を出てしばらく下ると、見晴らしが良く次に行く屋島が良く見える所に着きました。
(写真③ お迎え大師と後方に屋島を望む)
さらに急な坂道を下り、源平の古戦場、「屋島の戦い」で戦死した佐藤継信ゆかりの寺、「洲崎寺」を訪れました。
(写真④ 洲崎寺)
また合戦の旧跡をいくつか訪れ、次の屋島の急坂を登りました。
(写真⑤ 屋島合戦 菊王丸の墓)
(写真⑥ 安徳天皇社)
84番屋島寺に10:40に到着。納経して参拝。
またここには岩合光昭さんのNHK放送「世界ネコ歩き」で取材された猫が社務所で暮らしています。
(写真⑦ 屋島寺山門) (会報504号参照、八栗寺・屋島寺など)
さて屋島の急な坂道を下り、国道11号を西に向かい高松市内を目指します。
ここに「セルフうどんポンタ」といううどん屋があり、頃合もよいので昼食にしました。
やはり程良いコシがあって、しかも安くて美味いです。
店を午後1時前に出発。次の83番一宮寺を目指して街中を南に向かいます。
少しばかり道を間違えましたが午後3時到着。いつものごとく参拝し、納経しました。
今日最後の札所なので、尺八を吹奏しました。
(写真⑧ 一宮寺にて尺八吹奏)
山門を出てすぐに讃岐国一宮の田村神社があります。もともと神仏習合で、社の入り口にはなんと梵鐘があります。
つまり元は一宮寺と一体だったのです。江戸時代に高松藩主によって分離されたそうです。
(写真⑨ 田村神社)
今日の宿は、そこから歩いて数分の「天然温泉きらら」です。
もちろんゆっくり入浴して、施設内にあるレストランで、鍋物の夕食をとりました。
部屋は広くてゆったりと使え、リラックスできました。明日も頑張りましょう。
歩行距離:30.9キロメートル 所要時間:6時間54分