インターネット会報2003年4月号
│ 演奏会のご案内
尺八吹奏研究会 第9回演奏会
主な曲目
│ ○尺八(3曲とも長さの違う管で演奏します。)
│ 「尺八吹奏法」に述べていることの実際が見てご理解いただけることと存じます。
│ 「手向」(古典本曲:二尺四寸管)
│ 「子守歌」(わらべ唄より:二尺管)
│ 「下がり葉」(琴古流本曲:一尺八寸管)
│ ○ゲストを招いての、ビオラでの「無伴奏チェロ組曲」
│ ヴァイオリンの小品も演奏します。
○第2部では、オカリナ演奏、
│ ヴァイオリン・チェロ・ピアノによるビートルズの曲
│ そして、尺八による「与作」なども演奏します。
│ ※詳しくは文末をお読みください。
[論説]
息継ぎは鼻と口、両方から吸うのが自然
貴志清一
この問題に付きまして、まずはお便りを引用します。
【F氏より】(質問)
先日の演奏会終了後の懇親会でのはなしですが、年輩の方が「肺活量は現在でも4000ccあるが、尺八を吹くと息が長く続かない。私は鼻で息を吸っているが、「みなさんは口で吸っていますか、鼻で吸っていますか。?」という話題になり、4000ccの肺活量とは驚き、聞き直しましたがやはりその通りとのこと。 吹奏中の息継ぎ(息ぬすみ)を私は口でしていますが、どちらがよいでしょうか。」
○この問題に付きまして、以前の会報で掲載させていただきました藤田和明氏のご論説が大変参考になるかと存じますので、以下、再掲させていただきます。
「“舌のせ”秘伝は出発点の一つ」尺八吹奏研究会会員 藤田和明
(前略)
尺八について書くときに気をつけねばとおもっているのは「自分で行っていると思っていること」と「実際に行っていること」が食い違っていることが多いということです。
たとえば会報159号の「鼻から吸うか、口から吸うか」ですが、自分では「普段は鼻から吸っていて、一度に大量の息が必要なときは口で吸っている」と思っていました。ところが確かめてみますと、ほとんど口でした。このずれは自分でも驚きでした。(余談ですが、鼻で吸う方がブレスに時間がかかり、息継ぎ時の息の音も大きくなるように思います。どうですか?)
(後略)
○私もまったくその通りで、気持ちとしては鼻から吸っているつもりですが、実際には半分以上口から吸っています。また、そうしないと実際の演奏では次の音に入れません。
鼻からだけで息継ぎをしますと、元々鼻の穴の面積は知れていますから長い時間息を吸わないと十分な息が体の中に入ってきません。しかも耳障りな音も出ます。 ですから、息継ぎは「口も使って吸うのが理に叶っている」と言えます。しかし、100%口から息を吸うのは、良くないことだと思います。
口からも息が入るにしても、息継ぎの何割かは鼻から吸いましょう。 そうしないと、口が渇いてきます。
鼻を通る息というのは大変気持ちのいいものです。鼻から吸うと鼻腔に新鮮な空気が入り、それだけでも大変良いことです。 第一、口からのみ息を吸っていると鼻腔を空気が通らないのでいわゆる「鼻つまり」になります。それは、尺八の艶やかな音色を妨げるように思われます。
クラリネットやサキソフォーンでは、口腔内を極めて高い圧力にしておかなければならないので、残念ながら鼻で吸っていては演奏できません。
しかし、幸い私たちが吹いている尺八は唇の直ぐそばが大気圧と同じですので、リード楽器のように口腔内を極めて高い圧力にしておく必要はありません。 安心して、口と鼻、両方で息継ぎをしてください。
おそらく、鼻からのみで息継ぎをしている方は、「鼻から息継ぎ」をするように教えられたのでしょう。しかし、その方の師匠が上手な演奏者でしたら、恐らくご自分は口と鼻の両方で息をしているはずです。そうしないと、古曲の手事のところなど吹けるはずがありません。ただ、自分としては「鼻からだけ」息継ぎをしていると思っているのだと思います。
私も尺八を教える立場ですので、このような間違いには今後、気をつけていきたいと思います。
《演奏会のご案内》
尺八吹奏研究会 第9回演奏会
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│ 和・洋の響き │
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出演 尺八・オカリナ:貴志清一
ピアノ ウ゛ァイオリン&ビオラ チェロ 計4名
日時 :2003年5月4日(日) pm1:30開場
2:00開演
場所 :大阪府岸和田市 自泉会館(0724-37-3801)
難波-(南海本線)−岸和田または蛸地蔵下車 徒歩10分
演奏曲目
第1部 和と洋〜無伴奏独奏曲の調べ
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│○尺八
│ 「手向」(古典本曲:二尺四寸管)
│ 「子守歌」(わらべ唄より:二尺管)
│ 「下がり葉」(琴古流本曲:一尺八寸管)
│
│○ビオラ
│ 「無伴奏チェロ組曲」より
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│○ヴァイオリンの小品:(ピアノ伴奏付)
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第2部 ポピュラー音楽〜日本の歌
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│○オカリナ:
│ 「大きな古時計」「ふるさと」他
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│○ヴァイオリン:
│ ビートルズ・ナンバー他
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│○尺八:「浜千鳥」他
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○入場料1000円(会場準備の都合で、当日券はありません。)
※6才以下のお子様のご入場は固くお断りいたします。
○チケット取り扱い:
「第9回演奏会希望」とハガキに明記し、ご住所・氏名・пEご希望枚数をお書きの上ご投函下さい。
折り返し入場券と会場地図を送付いたします。
なお、代金は当日、受付でご精算下さい。
※万一、満席の場合はその旨お知らせいたしますので、その節はご了承下さいませ。
○宛先 〒590ー0531 大阪府泉南市岡田2ー190 貴志清一 迄。
○お願い
尺八吹奏研究会の趣旨によりまして、本演奏会へのお祝い等は堅くご辞退申し上げます。