修験葛城山の麓でキビタキの森 貴志清一
2026年1月22、貝塚市立葛城小学校へ邦楽演奏のボランティアに行ってきました。

毎年ご招待いただける学校ですのでくつろいだ気持ちで演奏いたしました。
葛城といえば役行者が始めた葛城修験道の揺籃の地。貝塚市で一番葛城山に近い麓の学校が葛城小学校です。
素朴さを残した子供達の前で鑑賞教材「春の海」や「さくら」をお琴と一緒に演奏しました。
子供達の記憶にどれだけ尺八や琴の音がのこるかは分かりませんが、
とにかく頭の片隅にでも邦楽器の音を残せれば微々たるものですが邦楽普及の一つになると思っています。
さて、今年一番の寒さの中、あまり暖かくない教室での演奏。
当然ピッチ(音程)の問題をクリアしなければなりません。当日は一尺六寸のロ(E=ミ)を低めの437hzにしてもらいました。
一曲目は急遽、教頭先生に「波の音」を手伝ってもらいました。ウェーブドラムという効果音を伴奏に「江差追分」
地無し尺八の自然な音色と波の音が相俟って効果的な演奏だったと思います。
次は教科書にも鑑賞曲として掲載されている「春の海」
事前に音楽の授業の時CDで聴いているのですが、実物の尺八と琴から音が生まれ音楽が流れるという経験はまた格別のようでした。
そして琴の調弦を少し変えて独奏「さくら さくら」の演奏.
4番目は葛城山にも住んでいる「キビタキ」に因んで宮田耕八朗の「キビタキの森」を演奏しました。
抜粋でしたが、前半が何となく「春の海」に似ていますので興味を持って聴いてもらえました。
(音源:キビタキ1)
曲の後半は尺八のカデンツ(ソロ)があります。児童生徒への演奏ということできわめて短いソロにしました。
音が出ているのか出ていないのかというぎりぎりの演奏が返って"梢を渡っていく小鳥の雰囲気”がでたみたいです。
(音源:キビタキ2)
演奏条件は厳しかったですが、いつもながら演奏後、「来て良かった」と思う鑑賞会でした