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 四国逆打ち遍路&尺八 徳島編①(徳島県海陽町〜美波町) 土井通有

○第9日 2025年3月25日(火)くもり 
 
 宿の「あさま屋」は朝食が付いていないので、6時過ぎには出発しました。
少し歩いてから海陽町海南のコンビニでパンとヨーグルトを買って朝食をとりました(6:37)。
 さて今日は最終日なので、美波町日和佐まで歩きます。ここから大阪行きの高速バスをネット予約しております。
海部川の橋を渡り、国道を行くと別格4番鯖大師に到着しました(8:05)。
お経をあげてからトイレを兼ねて休憩をしました。国道を北に行くと程なく牟岐町に入ります。
この後2回ほど休憩をとりながら進み、山河内という所に差し掛かると、白い花をたくさん付けたハクモクレンを発見。
ここはと思って写真に収めました。そしてしばらく休憩を取りました(11:38)。

 (写真①:鯖大師)


 (写真②:満開のハクモクレン)


 さらに日和佐トンネルを越えて国道を下って行くと日和佐駅に到着しました(13:12)。
まずは駅前のベンチで休憩を取り、23番薬王寺に向かいました。お寺は国道を横切った小高い丘の斜面にあります。
急な階段で汗をかきながら登りました。そこは海の見える高台で清々しい風が吹いていました。
いつものように読経してから今回最後の札所なので、旅の無事に感謝して尺八を吹奏しました。

 (写真③:薬王寺の瑜祇塔)


 (写真④:薬王寺本堂)


 (写真⑤:薬王寺で尺八吹奏)


 さて尺八を片付けようとすると、荷物の上に台湾土産のキーホルダーが置いてありました。
振り返ると誰もいません。先ほど駅前で休憩した時に挨拶を交わした、台湾人女性の2人組を本堂前で見かけていたのです。
まだ近くにいるかもしれないと思い、下の納経所まで急ぎました。朱印をもらって出て来ると、門前で写真を撮っている2人組を見つけました。
早速お礼を言って、お接待のつもりで塩飴を渡しました。すると尺八の吹奏が良かったと言ってくださいました。
これも今回の旅の良い思い出の一つになりました。
 汗もかいたので近くにある薬王寺温泉に入って着替えもしようと思い、行ってみると休館日でした。
うまくいかないものです。さてまだきちんと昼食をとっていないので近くのうどん屋に入り、「やくよけうどん」を注文しました。
中身は海老天と焼餅が入っていました。
お腹も膨れて満足しました。しかし風呂には入れなかったが、着替えだけはしようと思い道の駅の休憩所に行き、靴下と上着を着替えました。
 
 (写真⑥:厄除うどん)


 高速バスは道の駅の乗り場から15時57分に出ます。しばらく道の駅で休憩を取り、バスに乗車しました。
そして大阪南海なんば駅に21時8分に到着しました。  
 今回も家族の理解もあり天候にも恵まれ、無事にお遍路をすることができました。あとは徳島県内の札所を残すのみとなりました。
次回の計画を立て、体力を付けておきたいと思います。

 歩行距離:29.0キロメートル  所要時間:6時間6分