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四国逆打ち遍路&尺八 高知編13 (室戸市)  土井通有

○第7日 2025年3月23日(日)晴れ
 今日も5時には起床し、6時半には朝食をいただきました。6時55分に旅館「竹之井」を出発。
室戸岬を目指してさらに南下します。国道に出て少し行くと岬にある23番最御崎寺への登り口に到着。
ここから標高差150mのつづら折れの車道を上っていきます。この寺は室戸三山の一つです。

 (写真①:竹之井旅館)


 (写真②:室戸岬までの西側の海岸線)


 先日までは高知とはいえ朝の気温は一桁でしたが、昨日あたりからは15度近くになり、汗をかきながらようやくの到着(8:30)です。
まずいつものように読経し、御朱印をいただきました。今日唯一の札所ということなので、ゆっくりと尺八を吹奏しました。

 (写真③:最御崎寺 山門)


 (写真④:最御崎寺 本堂)


 (写真⑤:最御崎寺で尺八)


◆◆ (尺八音源:最御崎寺「山谷」)


 尺八吹奏の後、岬にある灯台に向かいました。今日は天気も良く太平洋の波も静かで、白亜の灯台が海の青に映えていました。
灯台を見学してから岬を降り、下の国道に出ました。しばらく行くと御厨人窟(みくろど)につきました。
ここは若き空海が修行し、悟りを開いたと言われている洞窟です。

 (写真⑥:室戸岬の灯台)


 (写真⑦:御厨人窟)


 国道55号を北に歩きここからは徳島県を目指します。1時間ほど行くと「室戸ジオパーク」があります。
室戸岬の成り立ちや自然についての展示があるので見学しました(11:45)。
さらに1時間ほど歩くと今度は「廃校水族館」が見えてきました。ここも少し有名なところで、見学することにしました。
室戸に棲む魚やウミガメを展示して飼っています。
亀は、アオウミガメとアカウミガメがかつての学校のプールを利用した池に飼われていました。
今日は歩行距離がいつもより短いのであちらこちらと寄りながらのお遍路となりました
さらに6キロほど行くと今日の宿「民宿徳増」に到着(14:20)。
先客がいたのでまずは洗濯をしてからお風呂をいただきました。夕食は食堂で同宿の人たちといただきました。
地元の食材で作った食事で、ご主人がその食材について詳しく説明してくださいました。
まず刺身が室戸産のブリ・キハダマグロ・ビンナガマグロです。特に金目鯛の煮付けが美味かったです(写真右下)。野菜も地元産です。

 (写真⑧:廃校水族館)


 (写真⑨:徳増の夕食)


 明日は、徳島県の海陽町までの長距離移動が待っています。早めに就寝することにしました。  
 歩行距離:22.7キロメートル  所要時間:5時間