四国逆打ち遍路&尺八 高知編⑦ (須崎市〜土佐市) 土井通有
○第1日 2025年3月17日(月)晴れ
前回に続き、逆打ち遍路の4回目になります。高知県から徳島県への旅です。
さて自宅を出発してJR難波バスターミナルで6:45発の高速バスに乗車。
そして高知駅バスターミナに11:50に到着しました。予定時刻より少し早めです。
なお道中の徳島県を走るバスの車窓より見えた四国山地には、季節外れの雪が積もっている姿が見られました。
季節は逆戻りしたかのようです。
高知駅からは土讃線に乗り、多ノ郷駅(須崎市)まで向かいます。
高知駅のコンビニで昼食のサンドイッチを買い求め、丁度よく12:06発の列車に乗車することができました。
もしバスが遅れてこの列車に乗れなかったら次の列車は1時間後になります。
本来の予定では乗り換えに10分しかなかったのですが、バスが5分早く着いて余裕ができました。
とにかく列車に乗り込み、座席を確保して昼食のサンドイッチを食べていると、車窓からは晴れ渡った空と明るい風景が見られました。
多ノ郷駅(13:26)は無人駅で線路を跨線橋で超えて駅の南側に出ます。
線路沿いには菜の花が咲いていました。
(写真①:跨線橋からの列車と菜の花)
少し南に歩いて、コンビニに寄ってトイレを借りました。川を渡り東に向かって県道を進みます。
45分ほど歩くと遍路小屋があり休憩をとりました。この辺りには菜の花や早咲きの桜が咲いていました。
(写真②:早咲きの桜)
さらに45分ほど歩くとトンネルがありそれを超えて坂を下っていくと巡航船乗り場のある「横浪」に到着しました(15:35)。
巡航船は16:20の出発で待ち時間があるので近くの店で何か食べ物を買おうとしましたが何もありません。
この時間にはもう売り切れのようです。
この巡航船は本来通学用のもので、入り組んだ浦ノ内湾を数カ所の港に寄って湾の出口にある「埋立」に向かいます。
現在では生徒たちは、スクールバスを利用するので今日の乗客は私一人です。
今ではお遍路さんの利用が主になっているようです。運賃は620円です。
(写真③:横浪港の巡航船)
(写真④:浦ノ内湾の真鯛の養殖場)
さて下船(17:10)して少し東に歩くと半島へ渡る宇佐大橋があります。
これを渡った集落に今日の宿「汐風」があります。
宿は素泊まりなので、その前にコンビニに寄って夕食と明日の朝食を買い込みました。
その後、宿に電話すると宿の女将が車で迎えに来てくださいました。
先客が3人いるので風呂の準備をし、衣服を洗濯機に入れていると、間もなく風呂の順番がやってきました。
その後食堂で同宿の男2人、女1人(カナダ人)と共に夕食をとりました。
私の夕食はカレーで、レンジで温め、なめこ汁カップにお湯を注いでいただきました。
私以外の3人は順打ちで明日は、2人は巡航船に乗り、男性の1人は湾に沿って歩くそうです。
その距離は11キロほどあります。頑張りますね。女性はカナダ・モントリオール在住で、主にフランス語を話します。
日本で遍路をするので、日本語を覚えようと頑張っていました。
片言はできるようです。歩きの男性と色々情報交換してから早めに明日の準備をして床につきました。
歩行距離:12キロメートル 所要時間:2時間36分