○第３日 2024年10月９日（水）晴れ
朝５時に起床し、まずスーパーで買っておいた朝食を食べて、足の裏に靴擦れ防止のテーピングをして出発します。
宿の主人によると1キロほど先のローソンまで車に乗ってくださいとのこと。
和式トイレがダメな私のために洋式を借られるコンビニまで送っていただけました。ありがたいお接待です(6:35)。
コンビニではヨーグルトを買って飲むことにしました。
さて国道56号を南に向かい、途中から旧道に入り、しばらく行くとまた国道に出ました。
そこにあったバス停で徳島からきた３人の遍路者がバスを待っていました。
これから観自在寺にお参りするとのこと。私は地図を確かめると少し行きすぎたようで、戻って遍路道に入りました。
ここから柏坂遍路道を行き、まず茶堂休憩所を目指します。途中からは地道の遍路道となり、山道を登って行きます。
朝露で裾を濡らしながら道標を探して、まずはその休憩所につきました。（8:47)
ここのあずま屋で休憩して出発。宇和島市と愛南町の境にある「つわな奥」という見晴らしの良いところに出ました。
ベンチがあって宇和海を眺めながら休憩をとりました（9:40）。
（写真①：つわな奥から宇和海）
しばらく歩き、峠を超えたところにある「柳水大師」の休憩所につきました（10:20）。
ここは弘法大師が峠越えの人のために柳の杖をさすと水が湧き出し、その杖は一本の柳として根付いたそうです。
そして今も休憩所の裏にチョロチョロと水が湧き出ています。そこから少し急な坂を下って、柏坂登り口につきました（11:10）。
（写真②：柏坂登り口）
川沿いに10分ほど歩くと「かしわ」という喫茶店兼民宿があり、昼食の休憩をとりました。ゆっくりとカレーランチをいただきました。
ここから海岸沿いの国道を愛南町御荘にある観自在寺を目指して歩きます。途中のバス停で休憩すると順打ちの方と会いました。
何度かバス停の待合所で休みながら約10キロの道を進みます。御荘の町に入った時、順打ちの方が私を見つけて近づいてきました。
「この先の柏坂の入り口にあるコンビニが開いているかどうか」と。
彼は素泊まりで民宿「かしわ」に予約したそうで、夕食を調達する必要があるとのことです。
コンビニが開いていることを告げると安心したように歩いて行きました。遍路の情報交換は大切です。
私は国道をさらに東に歩き40番観自在寺に到着しました（14:35）。
いつものように参拝し、尺八を吹奏しました。
（写真③：観自在寺山門）
（写真④：観自在寺本堂）
（写真⑤：観自在寺にて尺八）
◆◆ （尺八音源：観自在寺 「水鏡」）
今日の宿はビジネスホテル「プラザ御荘」です。今日も素泊まりなので道の駅に夕食の弁当を調達に行きました。
帰ってからシャワーを浴びて、ランドリーで洗濯をしました。乾燥機は業務用なので10分ほどで出来上がりました。
ただし、洗濯機と乾燥機で500円ほどの使用量が必要でした。まあ便利なので納得です。
歩行距離：28.7キロメートル 所要時間：６時間12分