四国逆打ち遍路&尺八 香川編⑦ 土井通有
第8日 3月20日(水)雪のち晴れ
民宿白地荘を6時30分に出発。宿の車で同宿の人と雲辺寺の登山口まで送っていただきました。
途中の店で雲辺寺に行く人は昼食を買いました。というのは雲辺寺から大興寺までの遍路道には店がないのです。
私は一応パンを買いました。彼ら2人は雲辺寺へ、私は境目トンネル抜けて65番三角寺を目指します。
境目とははまさに徳島県と愛媛県の県境です。
国道をゆっくり登って行くと、3月なのに小雪がちらつき少し激しくなる頃にトンネルに着きました。
855mのトンネルを抜けると前を歩く遍路者がいました。少し歩くうちに追いつき挨拶しました。
彼は私と同じ逆打ちで、しかも別格も巡拝しているそうです。情報交換をしながら歩いていると、別格14椿堂に到着8:10。
彼はカッパを脱ぎ、輪袈裟をつけ読経していました。見ると輪袈裟には先達の名札がついていました。
お話にうんちくがあることに納得しました。私は本堂に参拝し、トイレを済ませて六十五番に向けて出発しました。
彼は別格十三番仙龍寺に向かいました。
半田休憩所を過ぎたところのバス停で我々はそれぞれの道に別れ、私は右に三角寺に向かい、彼は仙龍寺へ左の道を行きます。
そしてそこから1時間ほどで三角寺に到着10:33。
納経して尺八を吹奏。気温が低く手がかじかみます。体も冷えて来たので早々に出発11:20。
(写真①:三角寺本堂)
(写真②:三角寺境内と桜)
(写真③:三角寺にて尺八吹奏)
(写真④:遍路道から三島の町と瀬戸内海)
山道を下り、戸川公園の休憩所に到着12:15。ここは風がきつく遍路笠が飛ばされそうになりました。
この南よりの風を「やまじ風」と呼び局地風のひとつなのです。高速道路の下をくぐり、三島の街に到着。
午後1時を過ぎたので昼食とることにしました。運良く国道の脇にうどん屋を見かけたので入ることにしました。
温かいうどんをすすりながらゆっくりしました。
今日の宿はビジネスホテルです。チェックインにはまだ早いのでフロントに荷物を預けて近くにある日帰り温泉「三島の湯」に行きました。
体を温め、疲れをとってホテルに戻りました。さて洗濯と乾燥を済ませてから「ほか弁」にて弁当を買い、
その向かいのスーパーでサラダと明日の朝のパンなどを買ってホテルに戻りました。
今日は元の計画では伊予土居まで行く予定でしたが少しハードなので1日大阪に戻るのを遅らせ、
明後日に伊予西条から高速バスに乗ることにしました。このビジネスホテルは以前にも利用したのですが、
ネット予約をしたのでかなり安く泊まれました。ただサービスはそれなりでしたが・・・。
歩行距離:24.3キロメートル 所要時間:5時間12分