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四国尺八遍路パート2 香川編③   土井通有

○第4日 2023年9月30日(土) くもりのち晴れ
 今日は、別格の箸蔵寺に巡拝することにしました。昨日は5人の宿泊があり賑やかに食事をしました。
実は本来の計画では手前の民宿岡田に宿泊の予定でしたがその日は満室、そこでこの白地荘を紹介されました。
それ故白地荘は、民宿岡田まで送り向がしてもらえます。ここは旧池田町にあり甲子園を湧かせた池田高校がある所です。
洗濯をしてゆっくりお風呂に入り、食後は情報交換しながら過ごしました。
 一夜明け、箸蔵寺までは往復約19キロメートルあるので、打ち戻ってから今日も白地荘に泊る事になりました。
朝はいつもよりゆっくり(6:50)、宿の車で吉野川の左岸の遍路道まで送っていただきました。これもお接待です。
この宿はけっこうの高台にあり、歩くと大変なので送り迎えをしていただけるのです。
ここから吉野川のダム湖の左岸を箸蔵寺まで歩きます。8時35分に箸蔵寺の下のロープウェイ駅に到着。 

  (写真① 吉野川の池田ダム)


 箸蔵寺は山の中腹にあり、2キロほどの山登りです。9時20分に社務所に到着しました。
納経所の人が境内の説明をしてくださり、たくさんの重要文化財などがあることが分かりました。
ここからさらに石段を登り本堂に向かいます。

 (写真② 仁王門)


 (写真③ 鐘楼堂(重文))

 (写真④ 御本殿(重文))


 ここでいつものように読経し、本堂の前で尺八の吹奏をしました。

 (写真⑤ 本殿前で尺八吹奏) 


 納経所までの帰り道に天神社がありこれも重文の指定を受けています。

 (写真⑥ 天神社(重文))


 別格15番箸蔵寺(宝珠山 真光院 本尊:金比羅大権現)は弘法大師が開山し、「金比羅奥の院」として金比羅信仰を担っています。
また赤ちゃんの健やかな成長を願う「お箸初めの箸」の授与とご祈祷を行っています。
さらに本堂への石段の段数が般若心経の字数と同じことから「般若心経昇経段」として一字ずつ刻んだ石がはめ込まれています。

  (写真⑦ 般若心経昇経段 石段左の小さいプレートが般若心経)


 さて、お昼になり、宿で聞いていた門前のうどん屋で昼食をとろうと思いました。
だがしかし、サブザックを探しても財布がない。納経の小銭はあったのですが、今回もまたもや宿に忘れたようです。
残念ですが下山してコンビニでパンとジュースを買って昼食にしました。やれやれ。(以前もこんな事がありました)
 午前中に歩いた道を戻り、午後1時20分には白地に到着。また電話をして迎えに来ていただきました。
この宿はアットホームで、今日は徳島市から小さいお孫さんが2人来ており、宿泊客は私一人でしたので、なごやかに過ごせました。
また家族同然のかわいい犬が椅子の上にいつものように鎮座していました。
 歩行距離:23.2キロメートル  所要時間:5時間