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四国尺八遍路パート2 Vol,5            土井通有

○第5日
 今日の朝は、井戸寺の通夜堂で迎えました。
いつものように5時過ぎには目覚めました。足の裏と指がかなり痛み靴を履いても歩くのが厳しい。
そこで今回は遍路をここまでとし、残りの徳島の札所はまた後日に挑戦することにしました。
この後は遍路ころがしの鶴林寺、太龍寺などがあり、このまま行くのは困難と判断しました。
そこで徳島駅まで6キロあまりを歩き午後の高速バスで帰阪することにしました。
(写真①井戸寺山門)


 7時前に井戸寺を出発し、JR徳島線に沿って東に向かい上鮎喰橋を渡り、
徳島大学病院の裏手を過ぎ、眉山公園の下までやって来ました。
途中街の公園で休みながらの歩きです。やがて遍路道を左に折れ国道192号に出て徳島駅に向かいました。
7キロ足らずの道を約3時間かけて歩きました。
足の痛みであまり歩が進みません。やっとの事で徳島駅に着いたのでした。
 早速、12時30分発の高速バスの予約を取り、駅の近くにある眉山の湯という日帰り温泉に入り、
疲れを取ることにしました。
少し足に染みますがゆっくりとリラックスできました。
バスは午後なので昼食を先に取ることにし、カレー屋にて久しぶりの洋食に舌鼓を打ちました。
それから近くの売店でお土産を買い、バスを待つことにしました。
そして車上の人となり、大阪には午後3時に到着し、まっすぐ帰宅したのでした。
 今回の行程は、初めの予定では徳島県内にある札所を1番から23番までを回る「区切り打ち」を計画していました。
結果は、足の不調で17番の井戸寺までとなりました。
遍路道はちょうど桜の花の時期でどの寺の境内にも桜が咲き、道すがら花でいっぱいでした。
(写真②花遍路)


 下の地図のように1番霊山寺のある鳴門市から吉野川を遡るように西に向かい、板野町から阿波市の10番切幡寺まで打ち、
ここから南に向かい吉野川を渡って吉野川市にある11番藤井寺を打ちました。
三日目はさらに南に向い、遍路ころがしの山道を越えて12番焼山寺(神山町)を打ちました。
(札所を参拝することを「打つ」と言います。)
(四国遍路の地図)


 焼山寺から下山し、13番大日寺へは鮎喰川に沿って東に向かって歩きます。
大日寺から17番井戸寺までは一度北に向かい、そして18番恩山寺へは徳島駅を通り再び南へ向かうことになります。
今回は途中の徳島駅でリタイヤという事になりました。(2022年4月5日に出発、4月9日に帰阪)
では、次回に備えて足を鍛えておきます。

 歩行距離:6.9キロ       所要時間:2時間50分