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 このたび本会会員の田中氏より自身作曲の古典本曲を紹介していただきました。

解説によりますと「この曲は古典本曲の入門者、あるいはその道を極めようと修練に励む者が取り組む為に、
また、呂奏・甲奏かねがね同じ運指で奏することを可能なることを意識して組み立て(作曲)している」曲です。

 まさに目指す、そして達成は遙か遠くとはいえ「その道を極めよう」とする私のための曲だと思いました。

さっそく吹奏させていただくと、一見単純そうに見えますが音楽的によく考えられた本曲です。

因みにそのことが分かるには何十年もの修練がいるでしょう。

しかも「虚吹」という装飾を極力さけた吹き方で奏者の技量が明白に現れます。

 入門者にとってはほんとうに良い入門曲ですし、上級者にとってもすばらしい修練の曲です。

この良くできた曲「水郷音(すいきょう)」を一日の練習の始めに心を落ち着けて吹奏することを推奨します。(貴志)

 私自身、修練途中のレベルですが参考までに吹きましたのでお聴きください。楽譜も掲載させていただきます

(音源 「水響音(すいきょう)」吹奏者 貴志清一)
  https://comuso.sakuraweb.com/music/438-suikyo.MP3


 ちなみに田中氏はHP 「吹響こむそう尺八道場」 ↓ でも尺八普及に取り組んでいらっしゃいます。
 https://ztekn8.wixsite.com/suikyo/blank-3