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 寺田寅彦の尺八に関する学位論文[Acoustical Investigation of the Japanese Bamboo Pipe Syakuhati]翻訳の試み

                                                     河野 辰彦
 

 ギターを弾く仲間から、ある日、寺田寅彦の尺八に関する学位論文を紹介され、その翻訳を試みることにした。

 私は翻訳を専門にやったことはないので、誤訳や理解不足の部分は多いと思う。
 公表に当たっては、著者や原文の評価を汚すような翻訳を世に出し、そしてそれを公開し続けることに戸惑いがあった。

 又、既にどなたかが翻訳文を公表されているかも知れない。しかし、尺八愛好家のために少しでも参考になるのではないかと、
 貴志氏にお願いして尺八吹奏研究会のHPに掲載させて頂くことにした。
 翻訳で苦労したのは、楽理に関する用語選択や数式の部分の理解であった。尺八に関する部分は、貴志氏の助けをいただきながら翻訳した。
 
 寺田寅彦先生が、尺八の音響学的研究を何故学位論文に選んだのか、その経緯、先生ご自身は尺八を吹かれたのか、
 その音色をどこでどのように聞かれたのか、時代的には尺八家・吉田晴風(1891-1950)の時代だが・・・。
 いずれにしろ、尺八の音色に惹かれたことは確かであろうと信じたい。先生の尺八に関する随想もあれば読んでみたい。


 下記をクリックしてください。↓

 [Acoustical Investigation of the Japanese Bamboo Pipe Syakuhati]翻訳文